7月1日(火) 鷲津。
朝6時半に起床。
娘が出かけ、かみさんも一泊仕事で出かけたところで午前8時。
打ちっぱなしに行き、部屋の掃除をし、郵便局へ行き、これからお弟子さんの稽古をし、午後には浜松に向かいます。
ということで、浜松行きの新幹線に乗った。
鉄六と一緒である。
浜松から東海道線で鷲津というとこに着いた。
初めて来るところだ。
アトラクションということで20分弾くというのが、今日の仕事。
サウンドチェックの後、時間があるのでグッスリと昼寝。
終了後、浜松の美笠でお刺身を食べようと車を飛ばす。
美笠到着が20時30分。
22時の最終の新幹線に乗るので、約一時間の食事。
おいしかった。
21時40分、今回の仕事を発注してくれたTさんが来店。
お礼言うだけの時間しきゃない。
駅へと出発。
車が走り出したとき、エンボスの社長が僕らに会いにわざわざ来てくれる。
うーーー、とにかく車に乗ってーーー。
駅へ向かう短い間に話をして、「それじゃ」ってんで新幹線のホームへ。
ふーーー、なんか帰り際にバタバタしたおかけで、少々酔った。
もう、新幹線の中では水でいいな。
邦さんが来る。
浜松の稽古だったそうだ。
突然の邦さん登場に鉄六も驚いている。
これでほろ酔い加減の伝の会が揃った。
新幹線に乗り込む。
売り子が来る。
ビール買う。
飲む。
売り子が来る。
ビール買う。
やっぱり飲む。
あっははははーーー。
7月2日(水)
地下鉄の調子が悪いらしく、夜に来るお弟子さん二人がたどり着けず。
気の毒なことをした。
7月3日(木) 電子レンジ。
稽古のちょっとした合間に電子レンジを買いに行った。
19年間使った電子レンジがいよいよダメになってきたからである。
まぁ、19年よくがんばってくれた。
買いに行って驚いた。
ただ温めるだけの電子レンジは1万円以下で売っている。
それが19年前には10万円以上したのに。
「加熱水蒸気の噴射温度」って何よ?
何すんのよ、電子レンジで。
「スチームコントロール」「石窯オーブン」
電子レンジじゃないのか?
なーんにもついていけない。
ヘルシオって車の名前みたいじゃん。
ビストロってスマップやん。
ヘルシーシェフってあーた、そりゃ身体の悪いコックさんよりはねぇ。
いやいや驚いた。
そのあとの稽古の話題は、もちろん電子レンジだったということは言うまでもないが、言っておく。
志の輔さんがテレビで神保町を歩いていた。
学生時代、神保町に思い出のある方は大勢いることでしょう。
全てが揃っていたという印象がある。
楽器屋、書店、レコード屋、食べ物屋、喫茶店・・・。
考えてみたら、あんな街は他にはないかも。
日大法学部はビルが点々とあるだけだったし、神保町が大きなキャンパスだった。
6つ違うから、志の輔さんがウロウロしていたころは、僕はまだ中学生だった。
その後、同じとこをウロウロしてたんだなぁと思うと感慨深い。
7月4日(金) 神戸。
神戸のホテルにチェックインした途端に電話がなった。
お世話になってる先輩の和三千紘(わさちこう)師匠。
伝の会神戸編でもとてもお世話になっている。
なんと素晴らしいタイミングなのだ。
さぁ、飲みましょう。
7月5日(土) 伝の会 神戸編。
風月堂ホール。
今回の公演は、久しぶりに「甚五郎泣三味線」をやることになっている。
良いお客様で盛り上がった。
さぁ、飲もうか。
7月6日(日) 伝の会 鶴舞編。
お昼に名古屋到着。
二日間、飲んではいるが睡眠も充分にとっている。
けっこうけっこう。
舞台半寿という場所。
和舞台でなかなかおもしろい空間だ。
50人も入るといっぱいになる。
楽屋も畳でうれしい。
ゆっくり昼寝ができた。
名古屋でやるのはどれくらいぶりだろうか?
楽しいライヴとなった。
音も良いし、お客様も良かった。
よくしゃべり、よく弾いた。
さて、飲もうかね。
7月7日(月) かもめ亭。
昼過ぎに自宅に帰ってきた。
ふー。
仕事をしていると娘が帰ってきた。
テ「一週間ぶりじゃん、大きくなったな」
娘「なってない、なってない」
夕方、文化放送に出かける。
浜松町に移ってから初めていくぞーー。
おおお、こんなとこに橋が出来てたのかぁ、すぐじゃん文化放送。
かもめ亭にずーっと行きたかったんだけど、なかなか機会が訪れずにいましたが、ついに、今夜、来ることができたのじゃ。
生志さんのお披露目の会。
志の輔さん談春さん出演。
なんと豪華な。
しかも遊びに来たのではなく、観に来ました。
前から4列目の正面。
いやいや、こんな素晴らしい席で見せていただくなんて、いやいや、うれしいったら。
とくに志の輔さんの高座を真正面から観るなんてのは初めてに近いですからね。
こんなに面白いのかと思いましたよ。
失礼な言い方のように聞えますが、そうじゃないんですよ。
いつも観てる場所って横だったり妙な所からだったりと。
それでも、すっごく面白いですよ、そりゃあ。
でもねでもね、真正面ってのがこんなにスゴイもんだとは思わなかった。
もう、死ぬかと思うくらいに笑ってしまった。
もちろん談春さんも、そして生志さんも。
ふーー、神戸編・鶴舞編とはしゃいで来ましたが、かもめ亭に来て、またエネルギーもらっちゃったなぁ。
さーてと。
7月9日(水) ココダケの伝の会。
8日は一日お稽古日。
9日も15時までお稽古日。
今月も休みなく働いております。
「休みなく」はいいのですが、下準備が出来ませんな。
当たり前ですな。
詰め込むだけ詰め込んでるんですから。
ま、しょうがないですね。
16時30分にグレコ到着。
今日から、伝の会の新しいライヴが始まる。
題して「ココダケの伝の会」。
いつも舞台で話したりしていることを、もう少しわかりやすくしてみようっていう感じかしら。
テーマがあるんですが、第1回は「長唄三味線って何?」
「わかりません」
では済まされません。
とにかく四苦八苦して考えました。
稽古の合間合間に。
とにかく、めでたく1回目の「ココダケの伝の会」は終わりました。
お客様が良かったですねぇ。
考えてみたら東京での伝の会って久しぶりですしねぇ。
楽しかったです。
第2回を今年中にやりたいなぁと思っております。
7月10日(木) 伝の会 千葉。
千葉で小一時間、伝の会をやりましたな。
で、ダッシュで帰ってきて、スクハジ(7月15日)の長唄「五色の糸」の稽古を。
7月11日(金) 志の輔らくご 長崎。
11時にカウンターのところで待ち合わせだったことを知らずに、長崎行きに浮かれている私はとっくに搭乗口に来ていました。
志「よぉ」
テ「よろしくお願いします」
飛行機の中で、話したり寝たりして長崎空港に到着。
いやいや、久しぶりの長崎だぞーー、はっはははは。
ジャンボタクシーで一路市内へ。
途中のPAで休憩。
志「だめだよおまえーー、猫ーー」
テ「触っても起きないんですよ」
志「死んでんじゃないのか」
テ「ははは、息してますよー」
志「ほんとだ」
テ「肩こりそうな寝方ですねぇ」
志「暑いんだよなぁ、でかいなぁしかしー」
まずはホテル到着、部屋には入らず。
志「おいしい皿うどんが食べたいよな」
いろいろ調べるが14時すぎという中途半端な時間ゆえ、テキトーなところが見つからず、ホテルの近所で皿うどん。
事務所とお弟子さんたちは会場へ行き、志の輔さんと僕は駅ビルのお店めぐりを。
テ「その帽子が気に入ったんですか?」
志「どっちの大きさかなぁ?」
テ「そりゃ大きいほうでしょ」
志「だけど、大きい方だとかぶってる感じがしないんだぞ、ひっかかりがない」
テ「じゃあ、小さいほうじゃないですかぁ」
志「両方買うけどさぁ」
テ「両方買うんかい!(心の声です)」
客「あらっ、今夜観に行くんですー」
志「あ、どうも」
客「声でわかりましたぁ」
店「あ、僕も」
客「握手してくださーい」
志「はいはい、もちろん」
ファンの人うれしいだろうなぁ。
こんなところで志の輔さんに会えて。
チェックインしてかるーく昼寝。
18時に長崎市民会館に行きました。
おお、懐かしい、何度か来たことがある小屋だ。
テレビ長崎開局40周年、志の輔独演会。
お客様は大満足であったろう。
打ち上げはおいしい中華。
老酒がうまくて飲みすぎた。
志「Kさんはパチンコが好きなんですねぇ、冬ソナだぁ」
K「違うんですよ」
テ「エヴァでしょ?」
K「いえいえ」
テ「何を打ってるんですよぅ、教える気ないでしょ」(笑)
志「今はまったくやらないけどねぇ、昔はやったなぁ」
テ「ああ」
志「家が建つかと思ったもの」
テ「へーー、落語家になって家が建ちましたねぇ」
志「うるさいよっ」
テ「そういえば、昔の『らくごのピン』にご出演した時のマクラで、パチンコやって景品のCDを喫茶店に忘れたというのがありましたねぇ、たしか、その日の話で」
志「おお、だって交換所とかがわかんないから、CDでいいやって、5~6枚換えて、で、まだ時間があるからって喫茶店でコーヒー飲んでさ、で、忘れてきちゃったんだよ。楽屋帰ってきたら談志師匠に『パチンコなんかやりやがって』って怒られてな」
テ「はははは、そのビデオ持ってる持ってる」
K「鉄九郎さんは詳しいですねぇ」
テ「はい、大ファンなんです」
志「よく喋るでしょー、こいつ。まあ、今日は僕の出囃子を弾いてくれてたんですけどね、伝の会ってのやっててね、もう一人のしっかりした先輩と。おもしろいんですよぉ、見てやってくださいよ」
テレビで10数年前に放送した高座のマクラの話を聞けるなんてうれしかった。
しかも伝の会のことも宣伝してくださってる。
長崎だけじゃない。
連れて行ってもらう先々で。
志の輔師匠ってのは、ほんとにあったかい人だ。
7月12日(土)
長崎っちゅうところは、縁があるよーなないよーな土地ですが、その縁があるよーなないよーな感じのお付き合いは以前からたくさんあって。
してみると、長崎で伝の会が出来ないかと思うのであります。
前に一度だけやったことがあります、もう10年も昔の話だと思うのですが。
でもそれっきり。
では再開できないかと。
ならば動いて見ようかと。
そんな一日でありました。
時々、志の輔さんから電話入ったりしながらの。
7月13日(日)伝の会 博多編。
睡眠をよくとっているもんだから、朝も早よから目が覚める。
これに乗ってツーッと博多にきました。
博多と言おうか福岡と言おうか、伝の会は何回かやったことがあるのです。
前回やったのが数年前の上妻くんとのジョイントだったと思います。
で、単独でやるのは初めて。
構想は長かったので、やっとできるって感じです。
唐人町の中の小屋に入った途端、懐かしい感じになりましたな。
伝の会は昔、こういう小屋でやってたなぁという感覚。
こりゃあ、この懐かしさで良いライヴになるぞーー。
7月14日(月)
飛行機の中は暑かった。
めずらしい。
寒けりゃ毛布を借りればいいんだが、暑いとどうしようもない。
ウーー、と思いながらも寝てしまったらしい。
気がついたら羽田に降りるところだった。
池袋でちょいと打ち合わせをしてから帰宅。
娘が日焼けしていた。
夏がやってくるのだ。
7月15日(火)
まぁ、暑いですなぁ。
稽古日です。
夕方になると少々疲れ気味になって参りましたな。
早いうちに就寝。
7月16日(水)
今日も稽古日。
神戸編・鶴舞編・ココダケ・博多編とアンケートがアッと言う間にたまった。
アンケートは毎回読んでます、もちろん。
本公演などアンケートの中から演目決まることが多いですし。
このアンケート整理の仕事、ここ数年は事務所にまかせっきりだったが、再び伝の会事務局で管理することにしたのだ。
昨日からお稽古の合間合間にやっていたアンケート整理が終わった。
なんだかうれしいのだ。
7月18日(金) 英語落語。
志の輔さんの英語落語
博品館劇場へ。
新橋から向かっている途中、道路から「おはよーーございまーす、てつくろさーーん!」の声。
見るとメンソーレくんがカラの車を運転していた。
おっ、志の輔さん楽屋入りしたんだな。
楽屋にいさせてもらおうと思っていたが、鉄六と友人が僕の席を取ってくれた。
7日に引き続き、志の輔さんの高座を客席から観られるぞーー、わーー、幸せだーー。
終演後、お弟子とコーヒー飲んでたら、「そば食べてるから」と呼んでもらった。
鉄六と寄せてもらう。
おお、万里さん、Hさん、Fさん、Mさんとソウソウたるメンバー。
志「日本語の落語の時にこんなに来ないだろ(笑)」
H「この取り巻きたちはスゴイ」
志「とにかく早く飲め。遅れてきた分、早く飲んで追いつけよ」
テ「いやーー、英語落語サイコーでした!」
志「うるさいよっ、今、その話は終わったとこだ(笑)」
テ「終わったんですか(笑)」
志「みんな、なんて言っていいかわかんなくて、シーンとしてたんだよ(笑)とにかく覚えて喋ってるだけなんだから(笑)」
H「ちょっと危ないとこあって、ああ、壷買いにお店までたどりつけるかしらって(笑)」
志「そう、出てこなかった」
テ「ええっ!全然わかんなかったですよぉ、芸の力なんですわねぇぇ」
志「うるさいよっ(笑)ほんっとに、そんなとこばっかり芸人になってきやがって(笑)これでヒロさんがいたらスゴイだろうなぁ」
H「持ち上げますよーー(笑)」
みんなで食べたコロッケそば。
志「あっ、談春だ」
万「あらっ、入ってくるかな」
博品館の夜の部は談春さんの会。
本番前におそば食べようとやってきたのだろ。
志の輔・談春がそば屋で遭遇!!
志「さすが博打打ちだなぁ、本番前にそば食って」
春「兄さん、なんでも博打打ち博打打ちって(笑)」
志「じゃ、がんばってな」
春「ごちそうさまでした」
志「では、みなさん、それぞれ、また」
全員「ごちそうさまでした」
志「テツクロー、一緒に行くか?」
テ「はい」
志の輔さんには今日からテレビのカメラがついている。
ドキュメンタリーを撮っているのだろ。
クルーを従えて歩き出す。
テ「どこに行くんですか?」
志「松屋。実家が来てるんだよ」
テ「あー、おっしゃってましたねぇ。いやいや、そっかそっかぁ、銀座でねぇ」
志「電話がかかってきてさ、『この大銀座落語祭って関係あるのか』って」
テ「ははは、、竹内家が二箇所で働いてるんですねぇ、そっかそっかぁ、じゃ、師匠にカーデガンでも買ってもらえるかな」
志「ウチの実家は骨董屋だ!」
志「六は婦人服んとこでおりたいんじゃないか?」
六「じゃ、師匠も」
志「俺は興味ないもん」
テ「いやいや、その財布ん中のカードだけ」
志「おいおいっ!」
竹内彩古堂に到着
テ「わーー、師匠の従兄弟さんだーー」
志「こいつ、長唄の三味線弾いてる松永鉄九郎っていうんだ」
竹「はじめまして」
テ「鉄九郎です。テレビで見ました。よく喋る従兄弟さん(笑)」
志「はははは」
テ「いやぁ、うれしいなぁ、竹内家ーーー」
志「中央会館だっけ?」
テ「はい、鶴瓶さん」
志「あ、そっか」
ブロッサム到着。
ちょうどコロッケさんのステージが終わったところ。
コロッケさん、文珍さんらと話が弾んでいる。
そばで聞いてると面白い。
そして鶴瓶さんの楽屋へ
鶴「こいつの着物姿なんか滅多に見られへんでーー(笑)」
志「ははははは」
笑瓶さんが高座の支度が終わったとこだった。
鶴「テッチャン、『赤めだか』読んだか?」
テ「はい、読みました」
鶴「泣けるな」
テ「はい、素晴らしい本ですね」
鶴「な、(六を指して)『赤めだか』読んだか?」
六「はい」
鶴「泣けるな」
六「はい、最後の章のとこなんか」
鶴「テッチャン想って読んだんちゃう?師弟やもんなぁ」
六「はい」
鶴「早くテッチャンが死んだらなぁ(笑)」
テ「殺すなぁ(笑)」
鶴瓶親子会と文珍さんの会を楽屋で堪能する。
志「じゃ行こうか」
と向かった先は博品館。
終わったばかりの談春さんと合流して、西麻布のおでん屋さんへ。
テ「このへんに住んでたんですよ」
春「えっ!俺もこの辺でよくウロウロしてたよ」
志の輔さんと談春さんと三人だけで飲めるなんてのはファンの人たちに殴られそうな幸せ感であった。
志「長い一日だったなぁ」
テ「英語が終わってホッとした一日でしたねぇ」
志「頭の中の英語が一瞬にして消えたな(笑)」
春「兄さん、頭使いすぎ(笑)」
テ「俺、一番前で見たんですよ」
志「ああ、知ってる」
テ「気がついてくださった」
志「お前が一番前にいるってのはわかった。ちょっとだけ余裕があったんだな(笑)」
三方向へ別れた。
良い一日だった。
いろんこと喋ったり聞いたりした。
頭の中がスッキリした。
第一線で活躍している人たちのスゴさ。
自信と優しさ。
こんな人たちになりたい。
7月19日(土)伝の会 白瀧編。
近所の呉服屋さんで伝の会をやると言う。
こんなに近くでやるのは初めてでしてね、
だってお客さんは、僕んちの近所まで来るってわけでしょ。
いやいや、なんだか申し訳なくてね。
とにかく、チケットは売り切れてくれてましたし、うれしい限りでした。
良いとこですよ、白瀧さん。
これからもフラッとここでライヴが出来たらいいなって。
7月20日(日)伝の会と小米朝さん。
掛川シオーネで「歌舞伎入門」をテーマに3回シリーズのライヴをやっていた。
今日はその最後の日。
ゲストは小米朝さん。
今回のメインは、三人の対談。
三味線、落語、歌舞伎の関係から、
忠臣蔵と勧進帳の話。
まぁ、話した話した、弾いた弾いた。
小一時間のトークだった。
めいっぱい盛り上げてくださった小米朝さんでした、ステキでした。
7月21日(月)志の輔らくご 21世紀は21日。
ふーー。
ここんとこ立て込んでますな。
独立した濃厚な日が続いております。
今日は志の輔さんの安田の会。
おっと、夜公演だと思っていたのでした。
あぶないったらありゃしない。
11時に家を出ましたね。
一昨日に梅雨が明けたそうで、まぁ、暑い暑い。
お腹は空いてるし。
新宿で飛び込んだそば屋で天ぷらそばを頼んだら、
時間がかかるとおっしゃる。
え?
そうなの?
なんでも油の温度を上げるまでに時間がかかるんだそうだ。
昼だぜ。
いいのか?
そんなことで。
大丈夫か?
みーーーんな天ぷらそば食べに来るぞ。
まぁいい。
で、たぬきそばがないのでカレーそばに。
うーーん、天ぷらそばを食べたいときに食べるカレーそばってなぁぁ。
今日のロビーゲストはダメじゃん小出さん。
いつものようにエネルギーいっぱい振りまいた、志の輔師匠。
このあと、よみうりホールで昇太さんとの会があるので打ち上げはないのだろうと思っていたら、なんと、やるという。
僕らスタッフに気を遣ってくださるのですなぁ。
ご自分はウーロン茶で乾杯。
志の輔師匠がウーロン茶で僕らがビールってわけにはいかないじゃないですかぁ。
・・・・とは、誰も言わなかった、あは。
夕方に飲むビールはウマイ。
志の輔さんがよみうりホールに旅立ってしまっても打ち上げは続き、
なんですか暑気払いっていうことで、スタッフたちのカラオケ大会がございました。
ヒロさん?
もちろん行きましたよ、カラオケ。
ダメじゃんさん?
行きましたよ、カラオケ。
ダメじゃんさん声張り上げる、ヒロさんあて振りしまくる。
昼公演なのに、めちゃめちゃ夜は更けていくのでありましたーーー。
7月22日(火)那覇 鉄九郎ひとりライヴvol.1。
昨夜のカラオケでフラフラしながら羽田空港着。
おおおお、旅行者でいっぱいだぞーー。
そりゃそうか、沖縄つったら旅行だもんなぁ。
ウトウトしているうちに那覇に到着。
ウン、東京より過ごしやすい。
湿気の問題なんだろ。
そんなに汗かかないし。
ホテルでグッスリ昼寝のあとは、
とにかく、那覇大勝軒に行きます。
うーん、満足満足。
さてと、今日はお稽古の後に、もう一仕事あるのです。
「一人で三味線弾いてみなさいよ」ということなんです。
「えぇ、一人でぇ」
とグズグズしていたら、段取り良くお客様も集めてくださったりして。
「やろうかなぁ、よそうかなぁ」などとは言ってらんない状況になってしまいました。
伝の会が出来ないときに、誰かとやったり弟子とやったりとかは最近経験したことですが、ここへ来て、さらにステップアップの「ひとりライヴ」。
伝の会しきゃ頭にない僕にとっては「どうすんだ?」って話です。
何をやろうかなぁ、一時間。
とラーメン食べながら考えます。
端唄とかやっちゃおうかなぁと考えていたので、昨日、安田の楽屋で鉄六に稽古をつけてもらいました。
・・・・弟子に稽古つけてもらってんの。
さて、開場を待たずにお客様はドンドンやってきます。
どうした?
皆さん、何を目当てにやってきてる?
大丈夫?
僕が一人で演奏するだけだよ。
伝の会じゃないよ。
邦さんいないよ。
何を期待しているのだ?
三味線弾くんじゃなくて、実は素人落語一席かも知れないぞ。
ギター借りてきてフォークソング歌いっぱなしかも知れないよ?
うーーん、どうやらホントに一人でやらなければいけないらしい。
今更「嘘です」なんて言えない。
さーて。
とにかくライヴ開始。
まず、アドリブで一曲弾きましたね。
勝手に弾くっていうのは、たった一人で演奏するときしか出来ないことですね。
あたりまえよね。
でもね、この感覚って面白いのですね。
どんな風にも弾けるし。
長くも短くも出来る。
自分の音楽が出来る。
とにかくテーマは「一人でしか出来ないこと」。
その最たるものは「勝手に弾く」です。
一曲弾いて、しゃべり出したら気がついた。
そっかぁ、曲やってない時は、ずーっとしゃべってないといけないのかぁ。
喋りたいことって出てくるもので。
お客様の温かさにおんぶに抱っこで良い調子になってきました。
良いお客様で良かったわ、ホント。
自分の中から何が出てくるのかが楽しい時間でした。
7月23日(水)
沖縄から帰ってくる。
自宅のお稽古日。
終わる。
ドテッと寝る。
7月24日(木)仙台。
5時すぎに起床。
家族で車で仙台に向けて出発。
久しぶりに長距離運転。
妻の実家の行きつけの、名取の「なぐも」でカニやらお刺身などを。
いやいや、食べた食べた。
小雨が降ったりして涼しい日だが、ホテルに着くと、娘との約束どおり屋外プールで遊び、屋内プールで泳ぐ。
泳ぐことなど何年ぶりだ。
身体がギシギシ言う。
食事して、バタンと寝る。
7月25日(金)伝の会 ワークショップ。
6時に起床。
雨が降っていて涼しい。
家族を残して、タクシーで仙台駅へ。
新幹線に乗り東京に帰ってきた。
支度をして、参宮橋の青少年オリンピックセンターへ。
伝の会でワークショップをすることになっている。
90分やる。
7月26日(土)伝の会 新宿編。
8時になんとか起床。
掃除掃除。
10時からお弟子さんのお稽古開始ーー。
14時終了ーー。
いざ、新宿ブラックサンへ。
暑い。。
ただただ暑い。
途中でおそばを食べて15時到着。
今日は浴衣にしました。
暑いからではないのですよ、風情です、はい。
終演後、久々に邦さんと飲む、飲む、飲む。
帰宅したのは4時ちょいと前だった。
7月27日(日)伝の会 新宿編。
フラフラで9時ちょい前に起きる。
10時からお弟子さんのお稽古。
13時に終了ーーー。
昨日より1時間早く稽古が終わったのに、支度に手間取りヨタヨタと出発。
なんとしてでも麻婆豆腐が食べたかったが、時間的に無理であった。
ブラックサン二日目のライヴ。
曲目を昨日と変えてみた。
ま、どっちにしてもシックリいくぞということでした。
「今日は早く帰ろうね」と邦さんと言っていたが、ウチの舞台監督のタッキーが通りかかってくれたうれしさで、また飲んでしまう。
邦さんや心許したスタッフと話していると頭がスーッとする。
7月28日(月)
新幹線で仙台へ。
24日に車で家族と行き、僕だけ仕事のために東京に戻っていたのだ。
妻の実家には、子猫がいた。
まぁ、よくはしゃぐ。
車で帰京。
すっかり子猫を見慣れた娘は、ウチの宇太を見て、
「でっけーー!」と騒いでいた。
7月29日(火)三味線にトライ!。
朝、湘南ライナーを待っていると邦さんと会う。
桜木町へ。
何かが気になって、入る気のしない立ち食いそば屋がある。
テ「あそこの立ち食いそば、食べたことある?」
邦「ん?うーん、どうだったかなぁ?」
県立青少年センターへ。
15人の子どもたちに今日と明日の二日間で三味線を体験してもらうという神奈川県の企画。
たしか、3月頃にもやった。
お三味線に興味を持って通ってくる子どもたち。
オッサン二人、がんばっておせーますよ。
終わるとクッタクタ。
ちょいと邦さんとインターバルの一杯を飲んで、再び湘南ライナー。
邦さんと別れ、僕は東高円寺へ。
打ち合わせやらちょっとした取材やら。
さん生師匠と久々に会う。
楽しかった。
7月30日(水)三味線にトライ!。
今朝も桜木町へ。
邦さんがゆっくり楽屋入りするというので、ほんじゃ大勝軒でつけそば食べて行こうと思い、にぎわい座方面へ。
ゆっくり食べて、ゆっくり坂を上って、現場に到着。
うー、苦しい。
子どもたちとの2日目。
全員が昨日、お三味線を初めて持った子どもたち。
昨日家に帰っておのおのイメージトレーニングしたのだろう、構えが良くなっている。
こういうことに出会うとうれしくなる。
その後も快調に稽古をし、無事終了。
たった二日間だが、とても長い時間を一緒にいたような気になる。
またどこかで会おう。
まぁ、無事に終わって良かったと邦さんと話しながら駅まで来る。
邦「アツシ、ここは食べない方が良い店だった」
テ「あ、やっぱりね、なんかがひっかかってたんだ。以前、邦さん、そこで食べたんだよ。それで俺に『食べないほうが良いよ』って言ったんだよ、そうだそうだった。思い出した。で、邦さんもそのこと思い出したの?」
邦「思い出したよ」
テ「そうだろ、前回の『三味線でトライ』の時のことだ」
邦「うん、そうだったな。今朝ここで食べた時に思い出したよ」
7月31日(木)
7月の最終日ですな。
朝早く出発です。
ここんとこずーっとそう。
着物と三味線持って、朝出かけることに慣れてきましたな。
いやいや、人というのは何にでも慣れるものです。
瑞江駅に着きました。
昔から応援してくれている小中学校の音楽の先生たちがいましてね。
年に一度、その先生たちにお三味線を教えているのです。
10人ずつくらい、午前と午後に分かれてましてね、今回は僕が午前の部担当。午後の部を邦さん。
そして、午前と午後の部の合間の1時間のうち40分くらい、伝の会をするのです。
朝早かったけど、午後の部は邦さんだから、ワタクシ先に帰ってきました。
いやいや、久しぶりに夕方から家にいますよ。
もう、事務仕事山積みですから。
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