青?裸々な日常
2010年10月1日~
第180号 EGOISTIC 9 BAND。



10月1日(金)浜松
稽古日。


10月2日(土)
帰京。


10月3日(日)
自宅の稽古日。


10月4日(月)
自宅の稽古日二日目。


10月5日(火)那覇
稽古日。


10月6日(水)那覇
稽古日、そして帰京。


10月7日(木)岡山
稽古日。


10月8日(金)
稽古日、そして帰京。
なんだなんだ!
稽古日稽古日じゃん。
ものすごく稽古が好きなお師匠はんやん。
ま、嫌いじゃないけど。


10月9日(土)
俺、そんなに稽古稽古しているのかーー。
ちょっとびっくりしたところで、今日もまた稽古日かなと思って
スケジュールみたら、なーんにも書いてない。
んんん?
なんにも書いてないっていうことはオフ日ってことなのか?
どうやらそうらしい。
とにかく身体を休めよう。
お昼すぎに娘に会った。
起きてきたとこだったのだろう。
テ「今日は遊びに行くのか?」
娘「ううん、雨降ってるしー、家にいることにする」
テ「あ、そう」
娘「パパは?」
テ「休みなんだよ」
娘「へぇ」
テ「なんにもないんだよ」
娘「休みなんだからね。珍しいじゃん」
テ「そうなんだ、しっかり休もうかなと」
娘「そうするといいよ」
テ「でも、ちょっと買い物に行ってくる」
娘「じゃさ、シャーペンの芯買ってきてよ」
テ「ん?」
娘「0.3ミリのシャーペンにしたんだ。ものすごく使いやすいんだよ」
テ「ああ、パパの頃もあったなぁ、今は0.5ミリが主流なんだろ」
娘「うん、だからさ、0.3ミリの芯がなかなか売ってなくてさ」
テ「ああ、いいよ」
娘「ありがと、どこに行くの?」
テ「ゴルフショップ、お昼もなにか買っておこうな」
娘「うん」
と、のんびりすごした。


10月10日(日)
稽古日。
来たぞまた稽古日だ。
さすが、稽古「日」の鬼。
ただ、昨日休んだせいか身体がだるい。
あ、「鉄九郎のわがまま」の新しいチラシが届いた。


10月11日(月・祝)
ははぁ、どうやら三連休らしいな。
今日も休みなんだな。
休みだと知らない宇太が7時すぎから「ごはんくれーー」と騒いでいた。
だーれも起きないよなぁ、休日なんだから。
猫たちは午前中が元気なんだということが最近わかった。
午後になるとただただ寝てしまう。
聞くところによると動物園も行くのなら午前中なんだそうで。
ははぁ、午後になると動物たちは昼寝になっちゃうのね。
へぇ、おもしろいもんだなぁ。
人間もそうなのか。
早起きしなくちゃいかんのだな。


10月16日(土)神戸
4時30分に目覚ましが鳴った。
コーヒーを飲み、5時には着物に着替えた。
5時ちょいとに家を出て地下鉄に乗り東京駅へ。
6時ちょいすぎの新幹線のぞみに乗車。
寝たりDVD観たりして9時ちょこっと前に新神戸に到着。
タクシーに乗って三宮の生田神社の近所のとある場所へ。
和三千紘さんのおさらい会のためにやってきた。
今日が下ざらいで明日が本番。
9時30分から下ざらいを始めると言うので、家から着物きて来た。
9時15分に到着。
立派なもんだ。
さあ、弾くぞ。
18時過ぎに終わり食事会となる。
そのあと数人でおなじみのお店に行き、最後はホテルのだれかの部屋で飲む。


10月17日(日)神戸
目が覚めた時には世の中がぐるぐる回っていた。
どうやら二日酔いらしい。
目が回る。
迎えの車に乗り会場へ。
10時スタート。
終演が19時だった。
なんとか二日酔いも治ったところで宴会開始。
そのあと数人でおなじみのお店に行き、最後はラーメン屋さんだったっけな。


10月18日(月)志の輔らくご 巣鴨四丁目落語会
おお、目が覚めた時には世の中が回っていなかった。
良かった良かった。
着物を着る。
この三日間ずーっと着物で過ごしている。
めずらしいことだ。
12時ちょいとに東京駅に到着。
そのまま庚申塚へ。
寒空はだかさんが来た。
は「フラッと立ち寄ってみました」
テ「よくいらっしゃいました」
志の輔師匠到着。
志「じゃ、弟子が行って俺が行って仲入りで鉄九郎行ってくれや、
それで俺と」
テ「はーい」
師匠一席目は鉄六が大好きな「茶の湯」だった。
テ「久しぶりですよねぇ『茶の湯』」
志「そうだよね、年に一度しかやらないから、といっても去年はやってないんじゃないかな?」
は「ここではやってませんね」
テ「「こいつ(六)が大好きなんですよ」
志「ははは」
六「『あちーーっ』っていうとこが(笑)」
志「どこだったかなぁ、てるてる亭かなんかでさ、
昼間『壺算』で夜『茶の湯』やったときにさ、いや、その逆だったかも知れないなぁ、
お前(鉄九郎)がさ『なんで茶の湯やったんですか?』って俺に聞いたんだよ、
それを覚えてる」
テ「なんで聞いたんでしょーね (笑)」
志「今となってはな(笑)」
弟子「じゃ、ソフトバンクに行ってきます(電話のことで)」
志「おう、たのむ」
テ「じゃ行ってきます」
志「ん?お前も行くのか?」
テ「いやいや、高座に(笑)」
志「あ、そうか(笑)」
テ「10分から 15分で帰ってきますから」
志「え?10分じゃダメだ。15分はやってこい。15分から20分だ、普通」
テ「あらっ、そうだったですか?はい、15分」
志「そうだ、15分やらないで降りてきちゃダメだからな」
テ「はい」
今まで10分以内で降りてくることを目標にコンパクトにまとめる舞台を目指してきた数年間。
15分やらなければいけなかったのかぁ、あははははは。
いやいやびっくりした。
「よっしゃー」と意気込んで舞台へ。
四つくらい弾いた。
15分はとっくに過ぎたな。
20分にはなってないだろ、ちょうどいいぞ、どんなもんだーーい。
と、高座を降りて来ると、
六「はだかさんが出ますからなんか弾いてください!」
あ、はいはい、はだかさん出演するのか、よっしゃ、なんか弾きますよん。
と弾く。
弾き終わり楽屋に戻りながら
テ「どーだい、15分ちょいとでピッタリな時間だったろー」
六「いえ、10分です」
テ「えっ?」
七「はい10分でした」
テ「そんなバカなことがあるかよっ!あんだけ弾いて10分ってことはないだろーに」
六「いいえ10分でした」
七「はい、10分です」
テ「短いじゃん」
六「そうですよー、もーおわっちゃうーーって騒いでたんですから」
テ「10分ってことないだろーー。やりすぎたかと思ったのにーー」
六「いいえ10分でした」
七「はい、10分です」
楽屋に戻る。
テ「ありがとうございました」
志「おう、おつかれさん」
テ「10分ですって」
志「だろっ!バカやろっ!」
テ「おっかしーなぁ」
志「10分でよく、やったなって気になれるなぁ!」
テ「びっくりしました」
志「ばかやろっ(笑)」
昼の部が終わるころ山崎邦正さんこと月亭方正さんが来た。
師匠に稽古をつけてもらうためだ。
だけど師匠はすぐに週刊現代の取材に入った。
昼夜の間の休憩時間は二時間。
その間に取材こなして稽古つけるんですかーーー。
ひゃーー、なんというバイタリティ。
僕は六と七を連れてちょっとご飯でも食べてこよっと。
テ「ちょっと出てきまーす」
志「なにっ!出てっちゃうのか」
ご飯食べて帰ってきたらまだ取材をやっていた。
しゃべりっぱなし。
なんでこんなに師匠を喋らせるんだろうか?
取材する人も考えたらよいのにと思うが、それも仕事か。
やっと終わってすぐに方正さんの稽古に入った。
クタクタになって出てきたら開演時間。
なーんも食べてない師匠。
目の前に置いてあったプリンを「徂徠豆腐」の徂徠さんみたいに食べている。
志「先に方正くんにいってもらって俺で仲入り。お前(鉄九郎)ではだかくんで俺な」
テ「僕も出させていただいていいんですか?時間的には十分かと」
志「行ってこいよ」
は「僕10分くらいだし大丈夫だよ(笑)」
テ「僕も10分だし(笑)」
志「お前たちな、どんな芸人だよ。普通は長くやってこようと思うだろうよ(笑)」
テ「今度こそ15分やってやる」
志「結構豪華な出演者だよな」
テ「そうですねー」
志「こうなったら六も七も出ればいいんだよな」
六・七「ええっ?!」
テ「順番に一人っつ(笑)」
志「そうそう、お前(鉄九郎)から。あ、違うか。みんな5分ずつやってくればいいんだ(笑)」
は「とにかく、やたらに出演するという(笑)」
志「そうだ。前座なんか初高座なんだからな、それもスゴイよな」
テ「たしかに(笑)」
六や七は出ませんでしたが、やんややんやで終了しクタクタになった師匠と乾杯。
とにかく志の輔師匠の忙しさったらない。
いっつもこう。
頭の休む暇どころか、次々と考えることばかりでよくショートしないなと思う。
私なんぞはまだまだひよっこだーーー。


10月26日(火)鉄九郎のわがまま vol.3
8月から始めた「わがまま」なライヴも三回目となった。
何度やったら落ち着くんだろう。
毎回、バタバタしているうちに時間が経っていく。
午後になって鉄六と鉄七がやってきた。
今回から鉄七も出演させることにした。
あ、「鉄九郎のわがまま」は、一人ライヴなんですが一人でやるライヴではないのです。
ないのですと言うか、今のところはいろんな人に出てもらっています。
セッションをやりたくて、通称「わがままバンド」というバンド編成にしています。
一回目は晴久(鳳声)くんの笛と、僕と鉄六の三味線というトリオで、
回を重ねるごとに人数が増えて
今回は三味線が鉄九郎・鉄六・鉄七の三人、囃子が貴音(梅屋)さんと千鶴(福原)さん、笛が晴久くんという六人編成。
なんと贅沢な。
オリジナル三曲と構成曲を二曲やるのです。
さて、前回と今回のライヴの間に、大きな変化がひとつある。
僕が禁煙したことである。
やめるつもりはなかったが、9月30日の夜から断ってしまった。
もう吸わないのだろう。
禁煙したという曲が出来ないかなと今朝から思っていて、一曲作った。
やるかどうかは決めていないがとにかく作ってみた。
三人で西麻布のホールDOZへ。
17時にみんなで集合しすぐにリハーサル開始。
時間は限られている。
トントンと曲を仕上げていく。
この緊張感がたまらない。
午前中に作った曲はやっぱりやることにした。
『志の輔師匠に黙ってよ』というタイトル。
最初に一人でやって、アンコールでは全員で演奏するということに決まった。
そして本番。
そうそう「わがままバンド」のほんとの名前は「EGOISTIC 9 BAND」。
来年にはCDを作りたいと思っている。
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