青?裸々な日常
2012年1月1日~
第194号 志の輔らくご in PARCO 2012




1日(日・祝)
午前0時ちょうどをお知らせします
ピッピッピッピーーン

わーーい、パーンパーーーン、パパパーーン、わーいわーい。
今年も時報とともにくす玉が割れ、クラッカーと歓声の中に年が明けた。
2012年・平成24年の幕明けを、にぎわい座の舞台上で迎えた。
芸人にとってありがたいことである。
皆のあいさつや抱負があり、めでたくエンディング。
幕が下りると、舞台上での三本締めも例年の如く。
打ち上げして初詣。
解散したのが6時くらいかな。
家に着いたのが8時。
お風呂入って仮眠。

13時には赤坂の家元宅に着いていた。
新年のごあいさつ。
お正月がやってきた。
今年も相変わらずだ。
相変わらずがありがたい。


2日(月)
休み。
見事に休暇。
何もせず。
こんな時間がありがたい。
お正月で外も静かだし。
夜になって、さすがになんにもしないのはと、年賀状を書きだした。


3日(火)
今日も休みだけど、オフってるとよくないのでお参りに行った。
帰ってきてから年賀状の続きを。
夜中の3時に仕上がった。


4日(水) 長唄二題の会
毎月やってるこの会。新春の時には出させてもらえたりする。
なんとうれしいことか。
で、今年は、4日という幕の内っぽい日に設定してみた。
こんなお正月から演奏会なんて考えられないけれども、挑戦である。
そして、当たった。
お客様、たくさん来てくださった、やったー、うれしい。
で、あらためて、お正月に長唄を演奏させてもらえるという幸せ感を持った。
ありがたいのである。
一年間がんばろーって気になるのだ。
「鏡獅子」。
今年最初の演奏曲としては贅沢な気がするが、良いでしょう。
とても楽しかった。
この会に感謝である。


5日(木) 志の輔らくご in PARCO 初日
15時あたりに楽屋入り。
メンバーが揃いサウンドチェック。
簡単なリハーサルをすると、こちらの準備はバッチリとなった。
三席やることになっている志の輔パルコ。
二席目の演目だけはスタッフ全員が知っている。
なぜかと言うと、仕掛けがあるからだ。
一席目と三席目は、志の輔師匠のみが知っているということだ。
ある意味、スタッフもお客さまも平等な状態という初日。
そんな緊張感たっぷりの初日を目当てにチケットを取る方も多いと聞く。

そして無事に初日は開き、終演した。
いつものようにロビーで乾杯。
「志の輔らくごin PARCO 2012」が始まった。


6日(金) 志の輔らくご in PARCO
昨夜はゆっくり寝た。
やっぱり初日が開くまでの緊張感はすごいものがある。
12月に入ってからの緊張感。
いや、たぶん11月中旬からの緊張感だろうな。
それがほぼ解消された。
あとは事故のないように。
みんなの体調が崩れないように。


7日(土) 志の輔らくご in PARCO
志の輔PARCOの三日目が終わった。
楽屋で一杯飲む。
初日がこうだった、昨夜はこうだった、そして今日がこうだったと。
今年も志の輔師匠の背中を見ながらのスタートを切ったと実感した。
明日は昼公演だ。


8日(日) 志の輔らくご in PARCO
日曜祝日は昼公演。
明るいうちに渋谷に行くことになる。
今回はまだ買い物をしていない。
ぐっとこらえているというよりは、普通に買う物がない。
これといった物にまだ出会わないのだ。
結構なことだ。
バーゲンだからと何でも買うものではない。
コンマりさんに片付けの方法を教わった賜物かも知れない。


9日(月・祝) 志の輔らくご in PARCO
成人の日の今日、だからと言って特別なことはないのだが、まずはゴルフのレッスンから始まった。
とにかくドライバーが全くわかんなくなっちゃった。
レッスンレッスン。
それから有楽町阪急に行き渋谷へ向かう。
いつもより楽屋入りが遅くなりそうなので鉄六へ連絡しておく。
返信メールに「師匠が呼んでらっしゃるので着いたら楽屋に行ってください」
ふむふむ。
なんとなく急いで歩く。
渋谷はものすごい人通り。
さすが連休だ。
パルコ劇場に着くと自分の楽屋に行かずに志の輔師匠の楽屋へ。
テ「おはよーございまーす」
お茶飲んで雑談。
自分の楽屋に戻って着替えて本番。

蓮二さんが、一階にあるパルコアラのUFOキャッチャーのことをあーだこーだと言ってたらしく、
そんならやってみるかと。
なかなか難しいセッティングだ。
明日からも注意しておこう。
二席目が終わって休憩のとき
志「これに行こうと思うんだ、今夜」
と見せてくれたのがモンティ・パイソンの「スパマロット」。
志「良かったらいかない?」
テ「行きます行きます」

終演後、赤坂アクトシアターへ。
ものすごいにぎわい。
ここに芝居を観に来たのは久しぶりだ。
志「なんか飲もうぜ」
テ「白ワインがおいしそうですね」
志「おお、それにしよ」
終演後、パルコの楽屋でビールは飲んでいる。
ほろ酔い機嫌で白ワインだ。
志の輔師匠も年に一度ここアクトシアターで独演会をやっている。
その時、お客様たちは白ワインとか飲みながら盛り上がっているのだろうか、それを思うと楽しい。
我々は白ワインとスパムにぎりでキャッキャしていた。
そして開演。
一度の休憩が入る。
その時にもう一杯白ワインをいただく。
そして終演。
西麻布の寿司屋へ。
ビールから日本酒。
いやいや、盛りだくさんの一日だった。


10日(火) 志の輔らくご in PARCO
打ちっぱなしへ。
昨日教わったことの練習のため。
あーあ、なかなかできない。
どうして出来ないのだ。
知っている。
根性が足りないんだ。
根気がないのだ。
わかってないのだ。
だいたいこんなとこだろーと勝手に解釈しているのだ。
はははは、わかっているのだ。
わかっているけどどーしよーもないのだ。


11日(水) 
朝早く、乃木坂で志の輔師匠を乗せて走る。
車内で師匠がぽろっと自分の父親の話をした。
その時、僕も自分の父親のことを思い出したのだ。
今日は父の誕生日だ。
生きていれば82歳になる。
今年十三回忌だな。


12日(木) 
午後から出かける。
昨日ゴルフしたので身体の調子が良い。
適度な運動がよいのだろう。


14日(土) 志の輔らくご in PARCO
土曜日なので家の中がのんびりしている。
娘なんぞは14時に起きてきた。
土曜日なので打ちっぱなしとか行けない。
なぜなら満員だからだ。
ということでポーっと過ごした昼間。
パルコに車で行くことになったのでちょいと早めに出発した。
道は空いている、お正月のようだ。


15日(日) 志の輔らくご in PARCO
一ヶ月公演に関わるとひと月があっという間に過ぎていく。
しかも毎日が慌ただしい。
もたもたしてらんない。
ちょっと気を抜くと二日三日くらい過ぎてしまう。
1月が半分過ぎた。
しっかりとした意識を持っていかなきゃだぞ。


16日(月) 志の輔らくご in PARCO
ゴルフのレッスンへ。
習ってきて「よーし、わかったぞ」とたくさんのことがひらめいたりする。
よっしゃー、これで身体に入ったと思う一瞬がある。
けれども、数十分も持ちゃしない。
すぐにわかんなくなる。
これなんなんだろ?

でも今日はわかったぞ、と帰宅。
さあ打ちっぱなしに行って復習だ、と車を走らせる。
向こうから見慣れた中学生が。
娘「ラッキー」
テ「言ってくれりゃ、中学校まで迎えに行ってやったのに」
娘「マリアと帰ってきたからさ、そこまで」
テ「おお」
娘「お腹減った」
テ「何か買うか食べに行くかだな」
娘「食べに行ってから買う」
テ「すげーな」
娘と回転寿司に。
ちょいとつまんで帰りにコンビニでおやつを買う。
そのおやつを持って塾に行くのだそうだ。
家の前に着いた。
テ「じゃあな」
娘「えっ?」
テ「俺、打ちっぱなしに行かなきゃなんない」
娘「行かなきゃなんないって、じゃーね」
テ「一人で大丈夫か?」
娘「うん、着替えて塾行くだけだから」
テ「よし」
そして打ちっぱなしへ。
今日は一番の冷え込みというのがよくわかる寒さだった。

17日(火) 志の輔らくご in PARCO
国立劇場研修室へ。
長唄協会のお手伝いで「石橋」を弾く。
夕方からはパルコへ。
トラジのホルモンがおいしい。
何度となく通っていたが今まで気がつかなかった。


18日(水) 那覇稽古
今年初めての移動は沖縄。
昨日、桜の開花宣言があったという。
冬の空から春の空へと変わっていた。
沖縄はこうでなくっちゃ。
いやいや、気持ちが良い陽気である。


19日(木)
ゴルフは一組4人である。
今日のゴルフ場は、この4人が誰一人として行ったことのないゴルフ場。
それはそれで楽しいのである。
六本木から45キロ西に行く。
そのあと20キロ戻ってきて玉川大学へ。
芸術学部パフォーミング・アーツ学科2011年度卒業プロジェクト演劇公演「七本の色鉛筆」を観に行く。
玉川大学に初めて行った。
芝居はかなり惹き込まれた、この人たち学生じゃないって感じ。
そして10キロくらい東京に来て食事。
一日堪能したぜ。


20日(金) 志の輔らくご in PARCO
5時半に自宅を出るときは、討ち入りの日みたいな雪が降っていた。
7時にゴルフ場に着いたとき小雨になっていた。
10時くらいにお風呂に入り、ノンアルコールビールを飲みながら馬鹿っ話しを。
12時に六本木で皆を降ろし、帰宅してパジャマに着替えて睡眠。

さっき起きて地下鉄に乗った。
PARCO劇場に向かうため。
今日は一日で二日間って感じ。


21日(土) 志の輔らくご in PARCO
雪こそ降らないが小雨が続いている。
今日も寒い。


22日(日) 志の輔らくご in PARCO
今朝も寒い。
いやいや寒い。
ゴルフの時は全く感じないが
普通の時には寒い。


23日(月) 志の輔らくご in PARCO
起きたら11時だった。
寒いのと毎晩の飲みで疲れているのだろう。
娘の忘れものを届けに中学に行く。
我が母校である。
なんとなく懐かしいのだ。

今晩のパルコ。
終演時にはとてもすごい雪が降ってきた。
かなりの雪である。
電車が止まるほどだ。


24日(火) 志の輔らくご in PARCO
そばやラーメン
夜は飲んでおつまみ。

ご飯食べてなーい。
僕が言う「ご飯」とは
つまりは定食のことなんですな。
そしてついに定食にたどりついた。
今日の昼ごはんは野菜炒めライス


25日(水)
「積雪」という理由でゴルフが中止になっている。
あらためて天候に左右されるスポーツなんだなぁと、しみじみと。


26日(木)
よしっ!
栃木県に行きました。
氷点下ですよ、でもね、日が当たればあたたかいのです。
真冬の芝と戯れております。

27日(金) 志の輔らくご in PARCO
冬晴れの気持ちの良い日。
昼間は打ちっぱなしに行く。


28日(土) 志の輔らくご in PARCO
今月は結構な回数、ゴルフに行っている。


29日(日) 志の輔らくご in PARCO
PARCOでは毎年、出演者スタッフ全員参加の食事会が公演中に催される。
今日がその日。
今年も大いに盛り上がる。


30日(月) 志の輔らくご in PARCO
本日も無事に公演が終わった。
今月最後の公演である。
太意三郎さん、忠一郎くん、三七郎くんは、今夜が千秋楽となった。
元気で務めてくれた、感謝である。


31日(火)
東北新幹線に娘と二人で乗っていた。
珍しいことである。
初めてか。
入院していた義父が亡くなったのだ。
仙台は雪が降っていた。
東京の寒さとは質の違う冷たさだ。
義父は85歳まで生きた。




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