1日(水) 那覇稽古
うっ、おかしいぞ。
気持ちが悪い。
寝不足なのだろうが、二日酔いがひどいぞ。
昨夜は結構飲んだのか?
最近、あぶないからな、弟子たちが、次から次へと、飲ますからな。
気がついたときには酔ってるからな、ヤバイぞ。
飛行機に乗る。
客室乗務員さんが「大丈夫ですか?」と声をかけてくる。
そんなに大丈夫じゃない感じに見えるのか。
「だ、だいじょぶれす。寝ます」
と言って目を閉じた。
少し楽になった。
那覇空港に着いた。
たっぷり二時間半寝たことになる。
ヨッシャー。
お稽古したらお腹が減ってきた。
肉だ、肉を食べなきゃイカン。
そう思えるのは元気になった証拠だ。
そしてカルチャーセンターへ。
ノリノリでお稽古して終了。
外に出たら大雨。
おいおい、梅雨にしたってすごい降りだなぁ。
空港へ。
なんでも僕の乗る飛行機は羽田から飛んできて帰る飛行機だそうで。
そしてその飛行機がこの大雨で那覇空港に降りられないでいるとな。
ラウンジで待機。
この飛行機に乗れなかったら一時間あとの飛行機に乗れるという。
ま、それなら良いか。
とにかく今日中に自宅へ帰りたい。
なにせ明日は北海道に行くのだ。
一度帰らないと、お三味線持ってないし、チケット持ってないし。
しかし、沖縄から北海道かよ。
師匠にアグージャーキー買ってこ。
2日(木) 北海道
感覚的にはさっき帰ってきたばかりの羽田空港にやってきました。
けど違う。
まったく違うとこ。
だって第2ターミナルなんだもの。
僕はJAL専門なので、普段利用するのは第1ターミナル。
志の輔師匠は専らANA。
志の輔独演会のために札幌に行く我らは、第2ターミナルに集合なのです。
師匠と全楽さんと僕の三人。
お弟子さんは会当日の明日来ます。
僕らは前乗りっちゅうやつやね。
ちょっと見「どんな関係だ?」なこの三人組は仲良く機内へ。
札幌千歳空港に着きました。
車に乗りNゴルフ場へ。
途中でカレーラーメンを食べて。
3日(金) 立川志の輔独演会 札幌
夕方、鉄七と待ち合わせて楽屋入り。
サウンドチェックしていると、早々と志の輔さんと全楽さんがやってきた。
そして開演、志の彦さん、全楽さん、そして志の輔師匠が高座に。
1,500人の笑いの渦が出来あがる。
仲入りを挟んで僕の出番。
時々訊かれることがある。
「志の輔師匠の後に高座に上がるってどんな気持ちなんですか?」
どんなもこんなもない。
お客さまは出来あがっていて、ものすごい温かい状態になっているのだ。
こんな経験が出来るなんて、ありがたいことだ。
4日(土) 立川志の輔独演会 小樽
車ん中のおじさんたちは、しょーもない話で盛り上がり、笑いっぱなしのまま小樽に着いた。
ひょっとすると、小樽に来たのは初めてかも知れない。
楽屋入りする時、花が散っているのが見えた。
志「桜だな」
テ「ええっ?!」
桜ってずーっと前って感じだけど、ここでは今散っているんだぁ。
すごく得をした気分だった。
9日(木)
今ラジオ聞いてて
なるほどって思った。
「失敗はすぐに出る。
成功が出るにはものすごく時間がかかる。」
ほほぉ、つまり
「信頼とおんなじですよ。
信頼失うのってあっという間じゃないですか、
信頼を得るには時間がかかるでしょ。」
ほほぉ、そりゃそうだ。
「ひとつのことやっただけじゃ信頼は得られないのと同じ。
いろんなことやってって、ずいぶんと時間がたったころに、
人々が『ひょっとしたらアイツは出来る奴かも知れない』って思ってくれる」
ほほぉ、んまいこというねぇ。
テレビでも良いこと言ってたりするんだろうけど、
ラジオって耳に入ってくるなぁ。
まぁ考えると、耳に入ってこないラジオってのがあったらそれもスゴイけど。
11日(土)
気がつけば土曜日。
気がつけば稽古日。
天気が悪いにもかかわらずお弟子さんがやってきてくれる。
僕は雨がふるとお稽古をよく休んだ。
「よく」というかほとんど行かなかったんじゃないかな。
そんなことを思い出す。
ずーっと「鉄九郎のわがまま」のことを考えている。
今月のエゴイスティック9バンドは着物を着ない。
ついに洋服で三味線弾いたり鼓打ったりかーーー。
ま、それもいいかなと思って。
したがって、オリジナル曲をたくさんやります。
そんなこともあって今、一曲こしらえている。
産みの苦しみってとこ。
毎日毎日、早くしないと行かんし。
うーーん。
12日(日)
お稽古日。
意外に空いてた日、のんびりしました。
13日(月)
稽古稽古ですな、ゴルフの。
14日(火)
お稽古日。
15日(水) 那覇稽古日。
飛行機で熟睡。
最近また飛行機でよく寝るようになった。
ま、結構なことだが。
那覇空港に着くと真夏。
すっごい真夏。
帰京したら日に焼けていた。
16日(木)
稽古日。
17日(金) 立川志の輔独演会2011 in 鹿児島
午後、羽田空港第2ターミナルへ。
全日空ですな。
めったに来ない全日空。
かっこいいんだよなー、こっちのほうが。
テ「おはようございます」
志「どうだった沖縄は」
テ「真夏でしたよ」
志「いいなぁ」
テ「日帰りですよ」
志「あ、そっか」
テ「15日出来たんですか(ゴルフ)?」
志「うん」
そんな会話をしたりして、ジャーーン、鹿児島空港に到着。
ここんとこ激しい雨が降り続いている九州南部。
昨日もニュースで鹿児島の雨量云々と言っていた。
飛行機が無事に飛んで良かったっていうほどの雨なのだ。
鹿児島市民文化ホールへ。
楽屋に入りセッティングしてから師匠とブラッと外にでた。
テ「前回来た時に、家具屋さんに行ってらしたんじゃなかったでしたか?」
志「そうそう」
テ「なんか探してましたよね」
志「あれっ、そうだったっけ?」
テ「はい」
志「全く覚えてない」
テ「でしょうね」
ブラブラしてラーメンを食べるのです。
僕も食べたかったのでちょうどよかったのです。
山かけラーメンをいただきました。
めずらしいですね。
最後の最後まで山かけの味がしていたというかとろろがしっかりとしていました。
そして開演。
900人を魅了する志の輔師匠。
いつものように。
パワフルですな。
みなさん大喜びです。
18日(土) 立川志の輔独演会 熊本
朝はやっぱり雨。
予定していたことを中止して11時に師匠と二人ロビーにいました。
あとのメンバーは熊本に行ったのです。
志「さて、どうするか」
テ「雨も降ってますねぇ」
ホテルの目の前に乗合バスが来た。
このバスが「鹿児島中央駅」~「天文館」~「ホテル」というルートをぐるぐる回ってるという。
志「これに乗ってみるか」
テ「師匠が乗るとロケみたいですね」
志「バス、久しぶりだなぁ」
天文館で降りアーケードにそってブラブラと。
テ「さあ師匠、ここならなんでもありますよ、ついになんでも揃ってる場所に来ましたよ」
志「そうだな。とんかつがあるなーーー」
テ「こっちには黒豚のしゃぶしゃぶ、もしもの時のそば屋、そしてあってほしいラーメン屋。
すごいですこのでかいアーケードの中でもここはパワースポットですね(笑)」
志「なににする?」
テ「そりゃ師匠が」
ということで、とんかつ屋とおそば屋さんに行きました。
カツ食べてそば!!
鹿児島中央駅の駅ビルを丁寧に見て、観覧車には
志「死んでも乗りたくない」
状態でしたので新幹線に乗ることにいたしました。
今回、師匠は九州新幹線に乗るのを楽しみにしていたらしいです。
志「おい、これ、熊本まで各駅らしいぞ」
テ「えっ?」
志「いま、後ろの席で言ってた」
テ「各駅って?」
志「いくつか停まるんだろ?」
テ「ちょっと見てきます」
デッキの時刻表を確認に行く。
テ「間に四つ停まるんですね、熊本まで59分です」
志「博多までは何分で行くんだろーな?」
テ「はいはい」
また時刻表を確認に。
テ「師匠驚くなかれ、1時間20分足らずですよ」
志「バカっ、そんなはずないだろ見間違いだ」
テ「ですよね、そんなにはやいはずないですよね」
またまた時刻表を確認に。
テ「ほんとでございました。乗務員さんに確認しました、私、老眼で時刻表が見えづらくなってますんで、
そしたら確かに1時間20分はかからないんだそうで」
志「ええっ?」
テ「びっくりでございます」
志「すごいな」
テ「速いにもほどがありますね。博多に来れば二時間以内には鹿児島に来られるんですよ」
新幹線は走りだした。14分遅れで熊本到着。
志「えっ、遅かったじゃん」
テ「師匠は寝てらしたから。途中(雨が激しくて)徐行していたので遅れたんですよ」
志「へぇ、よく寝たな」
テ「はい、一時間はたっぷりお休みになりましたからね、結構なことでございます」
熊本県立劇場へ。
1000人以上の人たちが爆笑しシーンと聴き入る。
すごいもんです。
終演後、二日間はこたえますねそりゃ。
志「疲れた疲れたー、うーーー、てつくろーー、ビールは」
テ「はい、ご用意できております」
ここんとこすっかりビール係になっている。
そして打ち上げ。
馬刺し大好きです。
とにかく好き。
もう馬刺しだけでいいくらい。
とにかくおいしゅうございました。
そしてホテルへ。
最後は師匠の部屋で一杯。
おつかれさまでございました。
19日(日)
第2ターミナルで
志「じゃな」
と解散して帰宅。
20日(月) 浜松
浜松へ。
あいにくの雨ですな。
21日(火) 岡山
今日は良い天気。
浜松も岡山も。
ニュースで見たら東京も。
岡山駅に着いたら暑い暑い。
22日(水) 浜松
浜松も良い天気になっている。
二日目のお稽古でした。
23日(木)
ゴルフを始めて一番最初に出たコースが
浜松のシーサイド。
ここの景色が素敵で、
「ああ、ゴルフっちゅうのは、いいもんやなぁ」
と思ったのです。
以来、ちょくちょく行かせていただいています。
24日(金)
昨夜帰京して、今朝は木更津に向かっています。
最近よく行きます、木更津。
「キャッツアイキャッツアイキャッツアイ!!」と言いながら走ります。
風が強かったです。
25日(土)
今朝は埼玉に向かっております。
三日目ともなりますと、身体がガタガタいうのですが、
それがありません。
うれしくて感じてないのかしら。
二、三日後が大変かな。
26日(日)
日曜日なのだ。
稽古日にしてある日なのだ。
宇太のご飯やりから一日が始まったのだ。
10時すぎからお稽古開始。
来月のお稽古日も決めたので、その予約とかしながら、バカっ話をしながら、
お稽古は続いて行きます。
宇太が今日はやけに顔を出す。
ここんとこお稽古日がなくてさびしかったのかな。
宇太は人が大好きだ。
お弟子さんたちも宇太を可愛がってくれている。
玄関に迎えに行き送りに行ったりしている。
そしてさっきお稽古終了。
明後日の「わがまま」のこともやらなきゃいけないのだが、
やっぱり疲れた。
そりゃ疲れる。
疲れなきゃ、お弟子さんに申し訳がない。
くったくたである。
一番エネルギーを使うのはライヴでもなく舞台でもなくお稽古なのである。
お稽古が終わった途端に宇太の姿が消えた。
二階に行ったのであろう。
どうして終わったとわかるのか。
不思議である。
27日(月) 志の春さんの会
談春さんも駆けつけたりして賑々しい打ち上げでした。
ここは、「志の輔らくご21世紀は21日」通称「安田の会」の打ち上げで使っていた居酒屋。
ここに、あの時のメンバーがみーんな揃ってるっていうだけでうれしい。
懐かしい。
個人的にはずいぶんと前のような気がする。
ここで毎月飲んでたんだ。
安田ホールもそうだけど、毎月毎月だったなぁ。
すごく不思議な感じ。
そんなことも思い出させてくれる「志の春の会」でした。
28日(火) 鉄九郎のわがまま vol.9
わがままバンドで演奏することが当たり前になってきた。
もちろん良い意味で。
数か月前までは考えたこともなかったこと。
こういうのが面白いのかも知れない。
こういうのがやりたかったのかも知れない。
ご来場くださった皆様に感謝です。
それはいつものことです。
ありがたいことだなと心から思います。
一番面白いのは
これを続けて行くと
想像も出来ないくらいな「何か」になるということ。
それは楽しみかも。
さて、次回は「浴衣で長唄」っちゅうのがテーマです。
今日からいろいろ考え始めました。
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