青?裸々な日常
2013年1月1日~
第206号 初めての手締め


1/1(火)
というわけで
カウントダウン寄席も無事に終わった。
毎年、今や志の輔チームとなったメンバーたちと、400人 のお客様との年越しはとてもとてもありがたいことで、一年がここで終わり、ここから始まるというのはうれしいのである。
打ち上げのあと初詣に。

1/2(水) 長唄二題の会
早く寝たので
あさ8時に目が覚めたときには
完全復活な感じだった。

ちょっと雑用をしてしまうともうやることがない。
いや
あるんだけど
のんびりしたいやね。
毎年2日にやることと言えば
録画してある紅白歌合戦を見ることだ。

おー
大晦日!
他にも録画してある番組を次から次へと見る。
ついに元旦になった。
それでもお昼。
17時に日本橋に行けば良い。
ぐーたらした
昼寝したらしい。
起きてゴルフ見てた。
ふと時計をみたら
16時をとっくに過ぎてる。
焦った
焦った。
あわてて支度して出てきた。

1/5(土) 志の輔らくごinPARCO
志の輔PARCOの初日が開いた。
僕が関わらせていただいて8年目のパルコ。
もうそんなに月日が流れたのかと思うとぞっとする。
実際の志の輔パルコは17年目を迎える。
ん?
18年だったかな?
とにかく途方もない月日が流れている。
そんな志の輔師匠の集大成のような会のお手伝いをさせてい ただくのはうれしいのである。

ただ
初日はやっぱり大変で
今日楽屋入りしてから幕があくまでの3時間たらずが数日間 にも思える。
そんな思いのなかの初日は
え?開いたの?
どうなの?
みたいな
ホッとなどまだまだしていないし。

たぶん
あの日が初日だったのだろうなと
あとから思うのでしょう。

志の輔パルコ
始まりました。

1/6(日)
昨夜寝たのは1時くらいだな。
で、今朝目が覚めたのが
まだ暗いうちだった。
たぶん6時前。
宇太がニャーと言っていた。
まだ起きるのは早いと
ふとんの中にいたが
寝なかったようだ。
もっと寝たかったなあ。

1/8(火)
いやいや、初日二日目と2時間半くらいの公演だったのに
昨夜はドッと3時間。
これが面白い。
楽屋飲みも始まる。
おっ、パルコ公演って感じだ。
先月もここにいたような気がする。
毎晩、この師匠の楽屋にその日その日の素敵なゲストとともに一杯飲む。
今夜はCさん。
子どもの頃から聞いている声。
熱狂的なリスナーだったな、パックインミュージック。
ここでお会いできるなんて。

ほろ酔い気分で帰宅。
お風呂入って寝て起きる。
数日前から稽古場の片づけを始めている。
コンマリさん直伝の「ときめく」片づけだ。
彼女に教わってからと言うもの、まったくリバウンドがない。

いや、物は増えるよ。
確かに増える。
きれいに片づけられてた所にまた物があふれるよ。
でも、定期的に片づけたくなるのだ。
だって片づけるとものすごくスッキリするのだ。
体調もよくなる感じがするし、頭ん中もさっぱりする。
そしてドンドンドンドン片づけてスッキリしたくなる。
ゴミ袋15個くらいだったかな。
気持ちが良い。
稽古場もあと一か所やりたいとこがある。
ここは軽傷のところだ。
とにかく押し入れとパソコン室という重症なとこかを終わらせてしまったし。
今朝なんぞ勢いづいてクローゼットもやってしまった。
ここからもかるーく5袋くらいの着ない服が出た。

クローゼットをやると良いことがある。
どのような服が足りないかがわかるのである。

今日はっきりわかった。
僕は服が足りない。
夏物も冬物も。
あるのはゴルフん時に着るものばかりだ。
いつからこんなになっちゃったんだろ?

いや待てよ。
それだってあやしいな。
「足りない」と言っても誰かと比べたわけじゃないしな。
ひょっとしたら充分なのかもしれない。
うーーーん。。。。

1/9(水)
志の輔PARCO5日目終了。
舞台に関する色々なことが
固まってきた感じがする。
明日は休演日。
この休演日を挟んでも
何気に出来たものだけが残っていく
様々なこと。

明後日が楽しみだったりドキドキだったり。
これがライヴの面白いとこだし、逆らえないところ。
楽しくやらさせていただいてます。


1/11(金)
昨夜は23時に寝た。
ゴルフやったし
さすがに7時すぎまでは起きないだろうと思ったら
なんと11時30分まで寝てしまった。
いやいや
まだ若いね
寝る体力があるねー

んなことで
お昼はガツンと
西台大勝軒。

1/12(土)
11日の食事は
ラーメンとカップラーメンだ。
うー
さみしい


1/15(火)
伽羅は
雪の上を歩きたいとでも言っているようだ。

1/17(木)
首都高を走っている時に気がついた。
そして思わず口に出した。
「携帯忘れた」

そうなのである。
携帯電話を持って出なかった。
もどる時間はないわけではないが、いや、戻ったら遅刻するな。
これから道路は混む時間だし。

わ、わすれた。
持ってでるのを忘れた。

突然襲われる喪失感。
携帯持ってなくて大丈夫だろうか?
あれ?
今向かってるゴルフ場は正解なのだろうか?
突然変更になって僕に電話してたりしないだろうか?

いやー、携帯持たないってこんなに不安なのかーー。
どーしよーー。
携帯持って17年くらい。
それ以前ってどうしてたんだろ?

ゴルフ場に着くとすぐに他のメンバーもやってきた。
「僕に電話しましたか?」と三人に聞いてしまうのだった。

だから写真も無し。

夜7時、家に帰った。
電話もメールもきてなかった。

んんんん?
こんなことも珍しい。
両方無しって。
今日一日、僕になんの連絡もなかったのか。

ま、まぁいいか。
休日だったんだから。

1/18(金)
球数を多く打ってる
少しむきになってるのだろう。
こうなると良くない。
稽古じゃなくて運動になる。
運動というと聞こえはいいが
ただわがままに打ってるだけとなる。
なんにも良いことがない。
がむしゃらという言い方も出来るが
大人にはむかない言葉だ。
三味線をがむしゃらに練習したのは20代のころだ。
でもうまくはならなかった。
ただがむしゃらに練習したという
精神だけが残った。
それは良いことだ。
今後のはりあいになるし。
頭を使ってあと何発か打って帰ろう。

1/19(土)
今夜から後半に入った志の輔パルコ。
初日の打ち上げのとき
司会の方が「ではテツクロさんに手締めをしていただきま しょう」と突然言い出した、
うろたえた僕は
「えっとえっと、とにかく初日おめでとうございます。22 公演が始まり、残すとこあと21公演です。ということは、えっと、あと63席です」
と挨拶をし
志の輔師匠が席数を数えるんじゃないと大声張り上げたあの 手締めから半分きました。

楽屋で誰かが、今日から後半ですね半分やりましたと言っ た。
テ「えっと」
志「席数を数えるんじゃない、33だろ」
とご自分で数えるようになった師匠と今夜も楽屋飲み。
ちょっと騒いで盛り上がった。

1/20(日)
撮ってみた。
最近こうやって仲間で写真を撮るなんてしたことがなかっ た。

一期一会のメンバーである。
2013年の始めにこのメンバーで仕事をしたのだと残した くなった。
誰がかけてもいけない。

もちろん
一人で生きて行くんだけど
それは痛いほどわかっているんだけど、今日の仲間がいると いうのが幸せなことであると。

お互いに必要としているメンバーは大切なんだと
肝に命じておかないと。
ちゃんと確認しておかないと。
志の輔さんが、こういうことをやりたいと言わなかったらこ のメンバーは集まらなかったということを、ちゃんと知っておこうと。
写真を撮ってみた。

1/21(月) 
志の輔パルコ 14日目
1月。
僕は志の輔パルコ以外にスケジュールをいれなくなった。
数年前から。

だからスゴイのだ、ということではない。
そうしたいと思ったからなんだ。
隙あらば仕事を入れたがる僕としては画期的なことである。
それだけにいろんなことができると思っているが案外淡々と 日は流れ、なにもせずに過ぎていく。

もう1月も20日を過ぎた。
せめて片付けができて良かった。
稽古三味線もメンテナンスに出ている。
畳がかえられなかったなぁ。
あとは来週パソコンが変わる。
これはなかなかなことである。
ちょっと生活に変化が起きるかも。
楽しみなのだ。

一日にいくつもの仕事をするのが大好きだが、毎年1月はパ ルコだけにしていることで楽しいことがもうひとつある。

「じゃまた明日」と言って
メンバーと別れる。
毎日若干の変更はあったりする。
明日は来ない人や明日も来る人。
明日来る人だって昼間は違う仕事をしてきたりするかもわか らない。
でも僕は今夜のパルコの次は明晩のパルコ。
僕には文字通り「また明日」なのだ。
これがなんとも嬉しい。
そして必ず明日はやってきてまたメンバーに会える。
僕に関わってくれているメンバーたちに。

こんな嬉しいことはないのだ。
また明日。

1/22(火)
細坪さんから電話があったのは10時くらいかな?
エンボスの小山さんが亡くなったと。

なにを言われているのかさっぱりわからない。
坪さんも何を言ってるのかよくわかってないような。
あんまりわからなすぎてカラ笑いして電話を切る。
浜松に電話して確かめる。
地元だってあまりの突然のことで
淡々と伝えてくるだけで。

志の輔師匠から
だからなんだって?
と心が受け付けない電話が。
僕だって実感がないです。
僕と師匠は先週小山さんに会った。パルコで。

坪さんは浜松のライヴやって打ち上げして翌日コーヒー一緒に飲んで東京にかえったら翌朝訃報って。
近すぎてわけがわかんないと。
人がそんなに突然亡くなったらいかん。
63くらいで。

この感情は今日、ずーっと押さえていた。
志の輔パルコ。
でも今夜の楽屋飲みの時、師匠が小山さんのこと話した。

小山さんと志の輔師匠と出会って浜松で志の輔師匠の独演会をやるようになって、どうしたらお客を呼べるようになるかって、年に4回やったりし てたこと。
志の輔師匠の同志だったってこと。

12月24日の僕の会の時、先に唄の出番が終わった小山社長が志の輔さんの楽屋に酔っぱらってきて、いやー緊張しちゃって全然唄えなかったで すって珍しく悔しがってたってこと。

弟子のくせにふざけたことをしてもらっては困る。

人は亡くなるって。

冗談じゃない。

やけになんかならないけど。
あんまりなので。
70と決めてたものを63にすることにした。

弟子のくせに。
絶対に許さん。

そしてついでに
僕の弟子でもない輩
僕にたいして言いたいことがあるなら大声で言え。
無視するけどね。
だって
関わってる時間ないし。

と書いてること自体が関わってるのか。
今夜は特別だな。
だって怒っちゃったから。

1/23(水)
先週までは6時30分でも暗かったが
今朝はかなり明るい。


1/26(土)
昨日は夕方の新幹線に志の輔さんと乗って浜松に行った。
エンボス小山社長のお通夜に向かったのだ。

斎場に着く。
黙って寝ている小山さんに会う。

冗談じゃない。
ってみんなが言ってる。
ふざけんなよって
みんなが思ってる。

細坪さんも三浦さんもいた。
ものすごく泣くとお腹がすくということを初めて知った。

人は死ぬ。
誰もが亡くなる。
この当たり前のことを
よく知らなきゃいけない。

1/27(日)
あと5回でおしまいなのか!
いやいやもうそこまで来ましたかあ。

1/28(月)
今日の鍋
マグロとネギのおつゆに
おそばとマグロの炊き込みご飯

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