青?裸々な日常
2009年1月~
第159号 出囃子は応援曲。



1月1日(木)元旦
カウントダウン寄席の打ち上げのあと、いつものように、みんなで初詣に行きます。
この「恒例な」感じがなんともたまりません。
ブラブラと歩き、ゼェゼェと坂を上ります。
みんなで初詣、そしてみんなでもう一杯。
座って飲めるテントがどこもいっぱいなので、今回はそこの階段に座って乾杯しました。
口々に「メルシーひなまつりだーーーっ」と言ったのはもちろんのことです。
お尻が冷えきったころ解散となりました。
おつかれさまでした。
今年もよろしくっ!!
僕と邦さんはトントンと電車に乗りました。
4時33分発。
有楽町で降りるとき、邦さんはグッスリ寝ていたので、
だまって降りました。
「邦さん、今年もよろしくお願いします」と心で言って。
おおーー、なんか、ドラマみたいだぜーーーっ!!
家に帰ると猫たちがお出迎え。
めずらしく伽羅も迎えてくれた。
おおっ、いつもは出て来てくれないくせに、正月だからか?
お風呂入ってリビングに行ったら、外がほのかに明るくなっていた。
おお、初日の出だーーー。
僕んちからは見えないけど、チラッとオレンジ色は見える。
おおーーー、今年も明けたかーーー。
年賀状書かなきゃなーーー。
リビングのカーテンを開け、僕は寝室に行き就寝。


1月5日(月)志の輔らくごin PARCO 初日
ついに始動する日がやってきた。
「志の輔らくごin PARCO」のリハーサル&初日である。
三日間の休日ですっかりエンジンを切ってしまった僕は、
グズグズしてしまってなかなかエンジンかからない。
14時楽屋入りにも間に合わないグズグズぶり。
でもね、パルコ劇場に行けばね、シャキッとね。
テ「よろしくお願いします」
志「よぉ」
この一言でね、元気になりました。
今年も志の輔チルドレンなワタクシであります。
とにかく、ひと月、「志の輔らくごin PARCO」に通います。
志の輔さんのそばで一緒に走れるひと月であります。
今年は、副都心線ができたので、家から一本で渋谷に行けるっちゅうのもうれしいっす。


1月6日(火)志の輔パルコと書初め
初日が無事に開いたことでホッとしたのか、なかなか起きられない。
それでもなんとか起きだして稽古場の掃除。
お正月ゴロゴロしていたおかげで稽古場めちゃめちゃ散らかってる。
めちゃめちゃ。
探し物が見つからないくらい。
広くはない部屋なのに・・・。
それでもなんでも、がんばって掃除掃除。
フーーー、さっぱりしたーー。
やっぱ掃除はいいな、やるまでシンドイけどな、うん、そういうもんだ。
きれいになったところで、鉄駒と鉄七がやってきた。
明日の伊豆の仕事を二人に任せている。
15分間の舞台。
その稽古。
舞台は数多くの経験がものを言う。
それはわかっている。
でも、誰だって最初は経験ゼロから始まる。
そのスタートをどう切っていくかとも言える。
稽古が終わり二人が帰る。
二階に上がって行くと娘が書き初めをしていた。
娘を大好きな宇太は、なんとなく見守っている。
今春中学生になる娘、こんな光景を見るのもこれが最後かも知れないな。
時は流れている。
のんびりしている時間はないぞ。


1月7日(水)志の輔パルコと髪切り
髪が伸びている。
わかってはいたが、美容院に行くのが面倒くさい。
「そんなことでどーすんだ!」
と叱られそうだが、本心である。
美容院は渋谷にある、ただいまパルコ劇場に出勤、好都合である。
今日は昼夜公演、昼と夜の間に行ってくれば良いのだーー。
ってなわけで、髪切ってさっぱりいたしました。


1月8日(木)パー
パルコ休演日なのですが、早起きです。
ちょいと身体を動かしに行ってきました。
数ヶ月ぶりに行きましたね、うれしいことがありました。
初めてパーを取ったのです。
いやいや、うれしかったうれしかったーーー。
夕方新宿まで帰ってきて打ち合わせ。


1月9日(金)志の輔パルコ
娘を学校に送り出す。
今日は寒い。
初雪が降ったそうな。
太陽も見えない。
寒い寒いーー。
起きてらんない、稽古場でうとうとして午前中が過ぎる。
またうとうとして午後も過ぎていった。
こんなことなら、きっちり布団で寝ればよかった。
昨日の疲れもあるのだろう、そりゃそうだろ、ぜーんぜん身体を動かしてないところに持ってきて
いきなりコースに出たんだから。
顔もほんのり日焼けしているし。
あー眠い。
鉄六が稽古に来た。
長唄二題の会でやる「吉原雀」を稽古する。
三味線弾いたら筋肉痛であることにも気がついた。
さて、パルコに行こうか。


1月10日(土)志の輔パルコ
太陽というものはありがたいもので、冬などは特に日差しを求めて家ん中をウロウロいたしますな。
猫と争ったりしております。
本日、志の輔パルコは昼夜公演です。
パルコは今、グランバザールですね。
暇を見つけてはチラッチラッと階下のバッグ売り場などに出没しています。
昼夜公演ですと、パルコにいる時間も長いですからね、ウロウロも激しくなりますね。
しかし50%オフなんですねぇ、知らなかったなぁ今まで。


1月11日(日)志の輔パルコと副都心線
志の輔師匠は、パルコ公演の期間中、ちょくちょく皆で食事する機会を作ってくれます。
今日は公演後に「中打ち上げ」と称して、ちょいと辛いお鍋を食べに行きました。
しかし、副都心線のおかげで帰りも楽だ。
なにせ、渋谷から一本の上に、大抵座れる。
渋谷駅や池袋駅の人ごみの中を歩かずに済む。
それだけでも精神的にものすごく楽だ。
そのおかげで、今年のパルコは体調が良いのかも知れない。


1月13日(火)ああああーー、那覇はーー、寒かったーーー
今年初めての那覇。
やっぱり飛行機はいいなぁ、空港に来ただけでワクワクする。
冬は那覇までの飛行時間がちょいと長い。
なんだかんだで3時間くらい乗っている。
テレビとパソコンを持ち込んでいる。
おかげで退屈しない。
那覇空港に着いた。
いつものモワッとした暖かさを期待していた。
そりゃそうだろ、東京はとても寒かった。
いくら冬だとは言え、沖縄なんだから暖かく感じるはずだ。
それがなんとしたことか!
寒い。
冗談じゃない寒いよ。
なーんだよ。
コートは羽田でトランクにしまってるんだよ。
寒くてどーすんだよ。
昨年の1月から毎月来ているが、こんなに寒いのは初めてだ。
寒いよーー。
麻婆豆腐麻婆豆腐、唐辛子で温かくしなくちゃ。
まずはラジオの生番組へ出演。
寒い寒いと連発させていただきました。
そしてお稽古と一人ライヴをドドドッと。
終わったあとのビールのうまいことったら。
寒くねぇじゃん、やっぱり。


1月14日(水)
那覇の寒さに慣れましたな。
ダウン着て歩くってのにはちょいと抵抗あるけど。
お稽古の後、またラジオ出演。
ラジオは好きだからうれしいですわ。
うん、新年最初の那覇、盛りだくさんで幸先が良いですわ。
今日出たFM那覇はHPで聞けるのです。
前回出演したときに知ったので、今回はどなたが聞いても大丈夫な程度にお話しました。
http://uruma.ap.teacup.com/hitowaku/
http://www.fmnaha.jp/podcasting/mp3/33/33_1231914202.mp3


1月15日(木)志の輔パルコ
今月は東京のお弟子さんのお稽古をお休みしているので、結構のんびりさせていただいている。
平日はパルコは夜公演だから、夕方までたっぷりと時間がある。
そのはずなのに、なんだかんだと忙しい。
「まぁ、そりゃそうか」とも思ったりする。
でも、猫たちには暇に見えるらしく「そこへ座れ、膝に乗るから」みたいに言われる。


1月16日(金)志の輔パルコとお肉
肉を食べてないことに気がついた。
僕は、スライスした豚肉をサッと炒めて食べるのが好きなのだが、今年に入って食べていない。
こりゃイカンということで、朝買い物に行き、豚肉のスライスとキャベツを買ってきて焼きそばを作った。
ふーー、満足。
鉄六が稽古にやってきたので、稽古後そのままパルコへ向かう。
「今のうちにご飯食べるか?」ということになり、牛タン定食を食べた。
カルビ焼も一皿追加して。
お腹いっぱいにして楽屋入り。
楽屋では毎年恒例のNさんの鍋がある。
今日は豚しゃぶだった。
さすがに無理よ。
今日、肉しきゃ食べてない感じだしお腹いっぱいだもの。
とウダウダ言ってる間に鉄六は食べると言う。
おそるべし。
Nさんも僕に「今食べたほうがいいよーー」
と、わけのわからない説得をする。
「秘伝のタレがあるからね」と用意してくれた。
これがバツグンにウマイ。
与えられたお肉をぺロッとしゃぶしゃぶしてしまった。
N「何が、腹いっぱいだよーー、ぺロッと食ってんじゃん」
ん、まあ、そうなんだけどさ、あんまりおいしいからさ。
しかし、一気にお肉食べたなぁ。


1月17日(土)志の輔パルコは中日
中日だーー。
早いもんですなぁ、もう中日。
テ「中日ですねぇ、おめでとうございます」
志「うーん、めでたいのかなぁ、中日過ぎると早いと言うけどそうなのかなぁ?」
と「?」ついてる師匠でありますが、
その気持ちはわかりません。正直言って。
とにかく、落語としては他に例のない、たった一人で一ヶ月の公演をやってらっしゃるのです、僕らの芝居(歌舞伎)の一ヶ月感覚とはまた大分違うのでしょう、やった者しかわからない境地なのでしょう。
でも、とにかく師匠、中日です、おめでとうございました。
今日は昼夜公演でしたがグイグイと押していく師匠でありました。
それはそばにいて頭の下がる舞台でした。
お客様たちは今日も元気をもらって帰って行かれたことでしょう。


1月18日(日)志の輔パルコと長唄二題の会リハ
早いものでもう18日かぁ。
気がついたら2月になっていそうだ。
今日は昼公演なのです。
寒い東京。
公演が終わってからは、21日の「長唄二題の会」の下ざらいのため谷中に移動。
今回僕は「吉原雀」を弾きます。
三七郎くんが唄です。
伝の会で三七郎くんのお師匠さんの三左衛門さんとやった「吉原雀」。
「今度は僕が歌いたいんだよねー」
と、三七郎くんのリクエストなんです。


1月19日(月)志の輔パルコと食事
久しぶりに西台の大勝軒へ行く。
ラーメン・餃子・半チャーハン、うむ、食欲旺盛。
三七郎くんと神楽坂で待ち合わせて、ちょいとお買い物。
そのまま渋谷へ。
パルコに入る前にちょいとそば屋へ。
以前から気になっていたおそば屋さん。
と言いつつ期待はしてなかったが、とってもおいしかった。
天ぷらそばをペロリ。
パルコに入る。
今日はWOWOWの収録日。
サウンドチェックをして本番。
いつもは楽屋のモニターで見ているんだけど、
ちょいとロビーで作業しているWOWOWの画面見せてもらった。
スッゲー、映像が客席の一番前で見ているより近い(当たり前だが)。
三席目の出囃子を弾いたあと、無性にお腹が減った。
ケータリングで用意してあるシーフードヌードルをいただく。
差し入れに甘いものが届く。
うれしいね。
終演後、戸隠のおいしいおそば屋・山口屋さんご夫妻にお会いする。
おそばもらっちゃった。
わーーーい。
いつ食べようかなーーー。
家に帰る。
なんだかお腹が減ってる。
御付けがあったので(あ、お味噌汁のことでっせ)ご飯にかけて食べる。
うーん、よく食べた一日であった。
大丈夫なのか?


1月20日(火)志の輔パルコと白いご飯
三七郎くんと剛二郎くんと三人でご飯を食べに行った。
定食屋さんなんだけどね、焼魚定食みたいなね。
今夜はどうしても白いご飯が食べたかったのです。
三七郎くんは納豆を追加していましたな。
おいしかった。
ご飯って誰かと食べるとおいしい。
麺類やパン類は気にならないんだけど、お米は誰かと食べる方が確実においしい。
以前から思っていた。
家で一人でご飯炊いて食べてもちっともおいしくないのだ。
だから家で一人で食べるときは圧倒的に麺類となる。
今夜、三七郎くん剛二郎くんとテーブルを囲んでおしゃべりしながら食べたのではない。
三人並んで黙って食べただけ。
なのにおいしい。
そんなに一人の時と違うものかねぇ。
「誰かと食事をすることがなによりのご馳走だ」ということはわかってるけれども、こんなに違うんだということに驚かされる。
単なる気のせいとか精神的なものとかで済ませられないほどの味の違いがある。
うーーん、不思議だ。


1月21日(水)長唄二題の会 初春公演
毎月やってる「長唄二題の会」の今年初めての公演。
開演前にはうっすら雨が降り出してきた。
寒い夜になってしまった。
上野広小路亭に入ると、舞台後ろには「賀正」と金文字で書かれ、客席にもお正月飾りがチラホラある。
こういうのが良い。
実に良い。
寒くても雨でも関係ないじゃんと思わしてくれる。
世の中の動きや厳しさとは違うところに芸能というものがある。
歌舞伎にしろ寄席にしろ。
「僕らはそこの住人なんだ」
ということに改めて気づかせてもらった。
きっと今夜は良い会になるぞと思った。
総勢9人の出演者が、おのおのはりきって芸をした。
結構なことだ。
それで良い。
そして打ち上げ。
お客様に支えられ、上々な気分の仲間たち。
大いに盛り上がった。
頼もしい後輩たちである。


1月22日(木)午後に起きると一日が短い
二度寝をして午後に起きた。
そうすると一日が短い。
僕の仕事終わったのが午後9時くらい。
あわてて焼肉食べに。


1月23日(金)
来月、スクハジのライヴに出ることになった。
「師弟ライヴ」。
いろいろ考えますなぁ、感心するよ。
その稽古を。
終わってパルコへ。
残すところ7公演。
志の輔師匠も元気そうでうれしい。
それがなにより。


1月24日(土)志の輔パルコ 昼夜
伝の会で長唄の会(本公演)を長くやっている。
デジタルビデオがかなりたまってる。
この数日、そのまとめをしている。
じゃんじゃんブルーレイのハードディスクに入れてるのだ。
こういうことに凝ってしまうと途中で止められない。
2000年なんて最近だと思っていたら、もう9年も前なんですなぁ。
若いっすよ、邦さんも僕も。
笑っちゃいますよ。
そんな作業をすることが、ものすごくリラックスする。
そしてパルコへ。
今日は昼夜公演。
「志の輔ししょーーーー、がんばってーー」と応援の出囃子を弾く。
元気に歩いてらっしゃる師匠。
ワクワクする一瞬である。
楽屋では長唄談義。
三「兄さん、それが詳しく知りたいんだったら義丸先生の見たらいいよ」
テ「見たらっつったってどーやって?」
三「携帯で見られるんだよ」
テ「なにっ、じゃそのアドレスを送ってよ」
三「そんなことしなくったって、あれがあるでしょ」
テ「検索すればいいのか」
三「うん」
テ「なんて入れる?」
三「ナガウタキキガキって入れれば出てくるよ」
テ「長唄」
三「うん」
テ「『キキガキ』ってのは平仮名(ききがき)?漢字(聞き書き)?」
三「漢字漢字」
テ「『聞き書き』と」
三「漢字4文字だよ」
テ「おっ、出てきた『長唄聞書』じゃん」
三「それでいいの」
テ「『聞書』じゃん『聞き書き』だと思ったよ」
三「漢字4文字だよ」
テ「漢字4文字って『長唄聞書』で4文字なんだな。『聞き書き』で4文字だと思ったよ。平仮名で書いても漢字入れても4文字じゃんって思ってたもん」
三「あはは、そうか」
僕にはすごくおもしろいことだったんですが、文字にしてしまうと、ちーともおもしろくない会話ですな、すんません。


1月25日(日)志の輔パルコとしゃぶしゃぶ
今日は昼公演。
終演後、打ち上げです。
まだ千秋楽ではないですけどね。
きょうは出演者とスタッフ全員での食事会。
みんなが集まるってこと、なかなか難しいですからね。
♪しゃぶしゃーぶ食べほーだーーい!
ってなことで。
ワタシ、絶好調な食欲です。
志「まだ食うのか」
テ「え?」
志「まだテツクローが食ってるぞーー」
テ「みんなお腹いっぱいなんっすか?僕、お昼抜いたんですから」
志「エライ!」
妙なお褒めをいただき満腹になるまでいただきました。
志の輔パルコは、ついに、あと3回となりました。


1月27日(火)志の輔パルコ 千秋楽
早くに起きて仕事。
我に返って時計を見ると12時をとうに過ぎている。
ゲッッッッ!!
今日は千秋楽。
13時前には楽屋に入ろうと皆に伝えていた。
そんなワタシが出遅れるとは、トホホ。
昼夜公演です。
さすが千秋楽とありまして、お客様も、なんていうんでしょうか、その、「千・秋・楽!」って感じですね。
つまりその、ノッテるといいましょうかね、なんか、ワクワク感がね、舞台裏まで伝わってくるという感じでした。
スタッフも、どこか、その、ソワソワしますものね。
名残惜しいと言うか、これで無事に終わるぞというか、千秋楽というものはいつもそんな独特な雰囲気を持っているものです。
そして、志の輔師匠。
見事に喋りきりました。
ステキでした。
幕が下りるとなんとも言えない笑顔で皆と握手を。
袖に戻るとスタッフ全員に迎えられ、改めて三本締めを。
「大当たりーーーー!!」
たくさんのクラッカーが鳴り響き、今年のパルコ公演も無事に終演したのでした。
お客様の帰ったあとの客席で、まずは乾杯。
おいしいビールだ。
少し酔った。
お腹がペコペコだという師匠とラーメン屋に行き、打ち上げのお店へ。
時間はあっと言う間に過ぎていく。
安堵感とビールが身体にしみこんでいく。
帰ったのは午前3時だったか、もっと過ぎていたか。
さあ、明日からいよいよ2009年が始まる感じがする。
師匠もそう言っていたが僕もまさしくそう思う。
「明日から始まる今年」みたいな。


1月28日(水)今年も浜松
志の輔パルコの打ち上げをして家に帰ってきたのは2時すぎだったようだ。
稽古場がスゴイ状態になっている。
あ、そうか。
千秋楽の日(感覚的には今朝)、あわてて出かけて行ったんだった。
まあ、そんなことはいい。
とにかく寝よう。
7時起床。
寝た気がしないぞ。
支度して出かける。
娘の登校よりちょいと早い時間だ。
娘「パパ、今日は?」
テ「浜松だ。明日帰ってくるよ」
娘「あ、そう。じゃーね、行ってらっしゃい」
気持ちよく送り出された。
今年初めての浜松の稽古。
えっと、持っていくものってなんだっけな?
カバン一つで良かったんだっけな?
9時の新幹線に乗る。
気がついたら静岡だった。
少しスッキリしている。
浜松駅の売店のオバチャンと雑談しながらガムを買う。
はぁ、おいし。
ちょいとテンション上げないとな。
お稽古です。
みなさん賑やかです、今年も。
結構結構。
ドドーーッとやって宴会となります。
お弟子さんたちの顔を見ると、やっぱりホッとします。
ありがたいことです。


1月29日(木)
昨夜(感覚的にはさっき)は4時は過ぎていた。
最後に食べたのは、なんとスイカ。
この真冬の明け方にスイカかよっ!
新幹線に飛び乗った。
午後になる頃には東京にいたかったから。
新宿で用を済ませて大塚に寄って自宅に向かう。
家の駅について思い出した。
昨日、娘に気持ちよく送り出されたので家のカギを持って出なかったんだ。
娘に電話。
娘「もしもし」
テ「おっ、良かった。いたか。家にいるのか?」
娘「ううん、校庭」
テ「昨日カギ持って出るの忘れたな」
娘「そうなの?」
テ「取りに行くから」
娘「うん、鉄棒のとこにいるよ」
娘「〇〇と△△だよ」
〇〇と△△「こんにちは」
テ「おお、こんにちは。いつも娘がお世話になってます。しかし、寒くないのか?冬の校庭でしかも鉄棒って」
娘「いつもこんな感じだよ」
テ「若いってステキだな、でもな、小学生でもあるまいし」
娘と〇〇と△△「小学生です」
テ「ヨシっ、早い。その調子でがんばれ」
娘「どういうことだよ」
テ「じゃあな」
娘「うん」
その後、子どもたちは家に来た。
やっぱり校庭は寒かったらしい。
さてと、仕事仕事。


1月31日(土)名取式から伝の会 新宿編
名取というのがありますね。
松永鉄九郎ってのは名取の名前ですね。
芸名ともいいますけど。
僕のお弟子にも名取がいますね。
鉄駒・鉄平・鉄二・鉄六・鉄華・鉄七と。
で、名取式ってのがあるんですが、
鉄七の名取式をやってなかったんですね、えへへ。
「えへへ」じゃない!
ま、なんつーの、忘れてたりとかではなくでね、タイミングがね、なかなかね、えへへ。
まぁ、楽しみはとっておこうか、みたいな、えへへ。
それで、今日が名取式だったのです、バンザーイ!
午後からは、松永流の懇親会でした。
昔は新年会だったんですが、なかなか日にちが難しいってことで2月か3月にやるようになって「懇親会」という名になりました。
ワタクシはだいたい司会ですね。
で、家元もよく喋りますからね、大抵、掛け合いみたいなことしてますね。
ゲストに義丸(稀音家)先生に来ていただいてね、いろいろ長唄のこと話していただいたりね、楽しいの。
なんでもご存知ですからね。
で、ケツカッチンでワタクシは新宿に向かいましたね。
今日明日と「伝の会新宿編」ですからね。
あいにくの雨の中を超満員のお客さまをお迎えしました。
超満員っつってもね20人ですけどね。
とにかく、伝の会ライヴ最小規模の場所ですからね。
続かないだろうと思ってたら、妙に楽しくてね、もう何年かやってますね、早いもんです。
今年初の新宿でのライヴ、というより、今年初の伝の会ライヴです。
まずは皆にお酒ついでね、なにしろ20人だから、二人でたったと注げちゃう。
みんなで乾杯してからライヴの始まりです。
これが良かった。
だってさ、ワタクシ、朝の名取式のお神酒に始まって懇親会のワインとかね、なにしろ飲んじゃってますから、ライヴの前に昼寝したくらいですから。
気が引けてたんですね、だって、お客様の前に出るのに酒飲んでちゃあね。
でもね、みんなで飲んじゃいましたから、最初に。
量はともかく、みんな同罪ってね、えへへ。
まぁ、楽しいライヴでした。


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